髪の毛ってどういう仕組みのものかをきちんと知る

「AGAを知るには髪の毛を知るのも大切です。そんな髪の毛の構造、サイクル、仕組み、また正しい手入れや周辺の頭皮の正しいケアも知っておくことでAGAの原因がわかりやすくなります。そんな髪の毛自体を解説いたします。」

・髪の毛の種類やサイクル

髪の毛は一見一種類のように感じますが実際はそうではなく、二種類に分かれています。

まずは硬毛、こちらは直径が30µmよりも太く、つややかでコシのある髪となっています。

大人になってからはこういった髪が多く、基本的にこれらが生えているように感じます。

次に軟毛、これは直径が30µmよりも細く、メラニン色素が薄く周りの髪の毛よりも薄い色をしているものです。

主に赤ちゃんが生えているような髪のイメージで、これが成長につれてだんだんとコシ、太さ、艶やかさがある髪へと変わっていきます。

髪の毛は大体十万本ほど生えており、健康な人でも50~100本もの髪が一日に抜け落ちるものと言われています。

そしてこれら髪の毛の成長速度は一か月に約1cm、毛細血管から運ばれてきた酸素や栄養素をエネルギーにして生えてくるのでご自身の身体の状態や栄養状態によって変動するものとなっています。

そして頭皮にある髪の毛一本一本には寿命があり、伸びては抜けてのくり返しです。

これをヘアサイクルといい髪の毛は成長期、退行期、休止期のいずれかの状態にあるものとなっています。

この中の成長期が最も長く、通常は2~6年の続きます。

ですがこの成長期、AGAの方は数か月~一年で終わってしまうので、髪の毛が十分に育たないものとなっているのです。

そのため髪の毛は成長しきらないままに抜け落ちてしまい、それが薄毛の原因となっています。またAGAでなくても人には抜け毛のシーズンがあるといわれており、一年を通して初夏から秋にかけて抜け毛は増えるものと言われていますが、これは個人差も大きいので諸説ありとなっています。

また薄毛=AGAと断定するのは早く、ほかの脱毛症と区別化はきっちりされています。

AGAは主に前頭部や頭頂部などの髪の毛が薄くなる抜け毛や薄毛であり、場所が限定的です。

他にも報告されている脱毛症として円形脱毛症や抜毛症、機械製脱毛症などがありますが、これらはまた原因が異なりますので薄毛が目立つ場所が頭頂部や前頭部でない限りは違う脱毛症を疑うのが自然です。

その場合違う治療法が適用される場合がありますのでそれらを確かめてから抜け毛、薄毛治療を行うようにするのがおすすめです。

髪の毛は何気なくそこにあるものとなっていますが、しっかりサイクルがあり、また大体の本数などの目安もあります。

それらの目安から見て薄毛や抜け毛を感じたあと、その症状が出ている部分によってどの脱毛症か判断し、クリニックにて適切な治療を受けるのがベストです。

これら髪の毛に関する症状はいずれも中年男性に目立ちがちですが、若い年代の方にも起こるものとなっています。

AGAに関しても遺伝や生活習慣によっては若年層にも起こりうるものとなっていますので、抵抗がある方も居ますが早期にクリニックでの受診をおすすめいたします。

初期段階ですとまだ抜け毛を予防するなどヘアサイクルをきちんと整える方の治療や投薬となり、身体的、金銭的負担いずれも軽微なものなので早期治療を心掛ける方が理想的です。

これらAGAの治療は長期に渡るもので、また投薬を辞めるとまた元通りに戻ってしまうという欠点があります。

そのため発毛治療が必要になるまで放置してしまうと、投薬をやめた途端また薄毛の状態に戻ってしまいます。

そのためまだ薄毛がそこまで気にならない段階で安く、またリスクが少ない時に治療を行うのはとても有効となっています。

ヘアサイクルの乱れがまた戻ったとしても、すぐにハゲになってしまうということはありません。

発毛治療の場合発毛前の状態に戻ってしまうので直ぐに薄毛が気になってしまうかもしれませんが、早期の治療で発毛段階までいかないように食い止めるのは長い目で見ても治療として効果的といえます。

・髪の毛の栄養を大事にする

髪の毛は何もなくても生えるものではなく、きちんと栄養をつかって生えているものです。

そのため髪の毛に行き渡るべき栄養が行き渡らなくなってしまうと抜け毛や薄毛の原因になってしまうので気を付ける必要があります。

発毛治療が必要になると強制的に投薬で抜け毛を防ぎヘアサイクルを通常の状態に戻す方法で治療が進みますが、栄養面を気を付けて血行をよくするように意識する生活習慣からの予防もあります。

なかなか生活習慣を直すことができない環境の場合もありますので、できない場合は無理せずに投薬での治療もおすすめとなっていますが、生活習慣の乱れはほかの病気を併発する恐れもありますので気を付けていた方がいいにこしたことはないのです。

髪の毛によくない生活習慣はいくつかあり、飲酒、喫煙、寝不足などがあります。

特に飲酒や喫煙は髪の毛に行き渡るべき血流を阻害するものとなっており、血流にのって栄養は行き渡るのでその栄養がちゃんと行き渡らない、そんな状態になります。

またもともと髪の毛の為の栄養を摂っていない場合でも同様のことは起こるので、ミネラルの補給など髪の毛の栄養になる栄養素をしっかり摂るように意識をしておきたいところです。

しっかり髪の毛に栄養を行き渡らせられるように生活習慣の乱れを正すのは大切なことです。

なかなか仕事をしているとこれらのことが難しいものですが、生活習慣病予防にも役立ちますので、髪の毛の為だけではなく不規則な生活を送っている場合見直す必要もあります。

ですがもしこれらを行っても髪の毛の悩みが尽きない場合はクリニックで適切な治療が受けられるので早めに相談するのをおすすめいたします。

若年層でも体質や遺伝によってこれら薄毛の悩みを抱えることもあり、またこれらが要因の場合生活習慣では改善されにくいので、投薬での治療をおすすめいたします。

・本来のヘアサイクルを守る治療

薄毛、抜け毛の治療はマイナスイメージが強いので、特に若年層の方はこれら治療を受けるのに抵抗がある人も多いです。

完全に髪の毛が薄くなる前に治療を受けるのは非常に大切、髪の毛が薄いというのは外見的コンプレックスとしてご本人に重くのしかかる問題なのでそうなる前にきちんと治療を受けるのがおすすめです。

まだ外見に現れる前ならば誰にもバレることなく治療を始めることができるので、あくまでヘアサイクルを元通りにするという目的で投薬治療を受けるのが良いです。

薄毛が目立ってからでは発毛治療という形になり、これは費用も投薬量も増える上にすぐには発毛を実感することができないのです。

そのためまだ薄毛が気にならない段階でこうした治療を受けるのが理想的となっています。

AGAは男性の三人に一人に現れるものとなっています。

多くの方が抱えている悩みなのでこうしたクリニックを訪ねるのはそこまで珍しいものではないのです。

加齢によって薄毛になる場合もあれば、体質によって若い年代から薄毛が目立っていく場合もあります。

いずれもAGAの場合クリニックで治療を受けられる上に、ヘアサイクルを元の状態に戻すことも可能となっています。

薄毛になってきたので諦める、ではなく適切な治療を早い段階なら数千円で受けられますので、気になった場合は直ぐにクリニックに足を運ぶのがおすすめです。

AGA治療が受けられるところ